YAMAHAルーター Config取得・書換、ファームウェア書換手順 覚書
サンプルパターン
ルーター:YAMAHA RTX1100
ルーターIPアドレス:192.168.0.254
ログインパスワード:loginpass
管理者パスワード:adminpass
ルータープロンプト:rtx
接続元PCのIPアドレス:192.168.0.10
前提条件
ルーター側でTELENET接続が許可されている事。
※既定値のConfigでは「security class 1 on on」になっている。
接続を許可するTFTPホストの登録
接続元PCのIPアドレスを登録する。
ルーターにログイン。
コマンドプロンプトを起動。
telnet 192.168.0.254 Password: ← ログインパスワード(loginpass)を入力する。※表示されない。
Administrator にチェンジ。
rtx> administrator Password: ← 管理者パスワード(adminpass)を入力する。※表示されない。
TFTPホストの登録
rtx# tftp host 192.168.0.10
Config内容確認
rtx# show config
※[スペース]キーでページ送り、途中で表示を中止するには[Ctrl]+[C]。
保存とログアウト
rtx# save rtx# exit rtx> exit
Config取得
コマンドプロンプトを起動。
tftp 192.168.0.254 get config/adminpass RTX1100Config.txt
・複数Config対応機種はConfigNoを指定する事も可能。
tftp 192.168.0.254 get config0/adminpass RTX1100Config.txt tftp 192.168.0.254 get config1/adminpass RTX1100Config.txt
Config書換
※Configファイルの先頭に記述されている。
#clear configuration
のコメント「#」をはずす。
※Configファイルの最後に記述されている。
#save
のコメント「#」をはずす。
tftp 192.168.0.254 put RTX1100Config.txt config/adminpass
・複数Config対応機種はConfigNoを指定する事も可能。
tftp 192.168.0.254 put RTX1100Config.txt config0/adminpass tftp 192.168.0.254 put RTX1100Config.txt config1/adminpass
・複数Config対応機種で、デフォルト起動のConfigを変更する場合。
ルーターにログインし「administrator」にチェンジし、
rtx# set-default-config 1 ← 起動ConfigNoを1に指定。 rtx# restart
ファームウェアの書換
・ダウンロード
http://netvolante.jp/download/firmware/index.html
上記URLよりファームウェアとMD5チェックサムをダウンロードする。
【RTX1100の場合】
rtx1100.bin
rtx1100.md5
上記URLより「RTシリーズ用MD5SUMユーティリティ」Windows 32bit 版をダウンロードする。
md5sum.exe
・ダウンロードしたファイル3個を同一フォルダに移動。
例)D:\Router
・ダウンロードしたファームウェアファイルの整合性チェック
コマンドプロンプトを起動。
ダウンロードしたファイルが保存されているフォルダに移動。
C:\xxxxxxx> D: D:\> CD Router
チェックコマンド
D:\Router> md5sum.exe -bcv rtx1100.md5 rtx1100.bin OK ← 「OK」と表示されたら正常。
・ファームウェア書換
D:\Router> tftp -i 192.168.0.254 put rtx1100.bin exec
※複数ファームウェア対応機種の場合は、execNoを指定する事も可能。
D:\Router> tftp -i 192.168.0.254 put rtx1100.bin exec0 D:\Router> tftp -i 192.168.0.254 put rtx1100.bin exec1
複数ファームウェア対応でない機種の場合は自動で再起動する。
しない場合はルーターにログインし再起動する。
・再起動方法
ルーターにログインし「administrator」にチェンジし、
rtx# restart
・複数ファームウェア対応機種で、デフォルト起動ファームウェアを変更する場合。
ルーターにログインし「administrator」にチェンジし、
rtx# set-default-exec 1 ← 起動ファームウェアNoを1に指定。 rtx# restart
デフォルトのファームウェア、ConfigのNoを確認する。
ルーターにログインし
rtx> show environment 実行中ファームウェア: exec0 実行中設定ファイル: config0 デフォルトファームウェア: exec0 デフォルト設定ファイル: config0
execの後の数字、configの後の数字を確認。
Windows 7 で TELNET、TFTPクライアントを利用する場合
Windows 7 では標準でTELNET、TFTPの機能が無効化に設定されているので有効化にする必要がある。
・TELNET、TFTPクライアントを有効化にする方法
[コントロールパネル]-[プログラム]-[Windows の機能の有効化または無効化]を起動。
「Telnetクライアント」と「TFTPクライアント」にチェックを入れて[OK]をクリック。