テスト環境

VMware ESXi 4 ハードウェア
•CPU:Intel Core2Quad Q9650 3GHz
•メモリ:Kingston KVR800D2N6K2/4G x 2セット 合計8GB
•HDD:Hitachi HDT721010SLA360 S-ATA 1TB x 2個 (RAID1)
•RAIDコントローラー:Adaptec ASR-2405 RAID1構成
•HDD2:S-ATA 500GB (ICH10Dに接続)
•NIC:EXPI9400PT Intel PRO/1000 PT Server Adapter

仮想マシン

データストレージ
1.Adaptec ASR-2405 に接続された S-ATA RAID1 1TB
2.ICH10D に接続された S-ATA HDD 500GB

Windows Server 2003 R2

仮想ディスク1:Cドライブ(データストレージ1)
仮想ディスク2:Dドライブ(データストレージ1)
仮想ディスク3:Eドライブ(データストレージ2)

メモリ:1.5GB

OpenFiler (iSCSI ソフト)

仮想ディスク1:データストレージ1 にシステムインストール用に確保
仮想ディスク2:データストレージ1 に iSCSI ディスク用に確保

メモリ:1GB

クライアント

Windows Vista Enterprise SP1
CPU:Intel Core2Duo E6850 (3GHz)
HDD1:C、Dドライブ
HDD2:Eドライブ
メモリ:4GB
NIC:オンボード(1000Base)

テストパターン

容量が「2,578,684KB」のファイルをコピーし速度を計測。
※Windows7RC版ISOファイル「ja_windows_7_beta_dvd_x86_x15-29075.iso」

ローカル→仮想マシン
1.ローカルEドライブ→iSCSI 仮想マシン(ローカルFドライブにiSCSIイニシエーターで登録)
2.ローカルEドライブ→WindowsServer2003R2仮想マシンのDドライブ(ESXiのデータストレージ1) ※Adaptec RAID 2405 接続ストレージ
3.ローカルEドライブ→WindowsServer2003R2仮想マシンのEドライブ(ESXiのデータストレージ2) ※ICH10D接続ストレージ

仮想マシン→ローカル
1.iSCSI 仮想マシン(ローカルFドライブにiSCSIイニシエーターで登録)→ローカルEドライブ
2.WindowsServer2003R2仮想マシンのDドライブ(ESXiのデータストレージ1) ※Adaptec RAID 2405 接続ストレージ→ローカルEドライブ
3.WindowsServer2003R2仮想マシンのEドライブ(ESXiのデータストレージ2) ※ICH10D接続ストレージローカル→Eドライブ

テスト結果

ローカル→仮想マシン

ローカルEドライブ→iSCSI 仮想マシン(ローカルFドライブにiSCSIイニシエーターで登録) ※Adaptec RAID 2405 接続ストレージ
•1回目:34秒(73.1MB/s)
•2回目:31秒(79.2MB/s)
•3回目:32秒(76.5MB/s)

ローカルEドライブ→WindowsServer2003R2仮想マシンのDドライブ(ESXiのデータストレージ1) ※Adaptec RAID 2405 接続ストレージ
•1回目:50秒(50.3MB/s)
•2回目:46秒(53.8MB/s)
•3回目:45秒(55.8MB/s)

ローカルEドライブ→WindowsServer2003R2仮想マシンのEドライブ(ESXiのデータストレージ2) ※ICH10D接続ストレージ
•1回目:1分11秒(35.1MB/s)
•2回目:1分12秒(34.9MB/s)
•3回目:1分11秒(35.4MB/s)

仮想マシン→ローカル

iSCSI 仮想マシン(ローカルFドライブにiSCSIイニシエーターで登録) ※Adaptec RAID 2405 接続ストレージ→ローカルEドライブ
•1回目:39秒(63.7MB/s)
•2回目:39秒(64.3MB/s)
•3回目:39秒(63.9MB/s)

WindowsServer2003R2仮想マシンのDドライブ(ESXiのデータストレージ1) ※Adaptec RAID 2405 接続ストレージ→ローカルEドライブ
•1回目:52秒(48.1MB/s)
•2回目:51秒(48.7MB/s)
•3回目:51秒(49.3MB/s)

WindowsServer2003R2仮想マシンのEドライブ(ESXiのデータストレージ2) ※ICH10D接続ストレージローカル→Eドライブ
•1回目:1分29秒(28.0MB/s)
•2回目:1分28秒(28.4MB/s)
•3回目:1分28秒(28.3MB/s)

総評

全てのパターンにおいて、ローカル→仮想マシンへの転送速度の方が早い結果となりました。
iSCSI仮想マシンへの転送速度が異常に速いのにはびっくりしました。
ローカルキャッシュが効いているのかもわかりません。

ESXiのストレージ接続はやはりRAIDコントローラが必須のようです。
ICH10DもESXi 4 では標準で認識しますが、Adaptec RAID 2405 接続のストレージの速度に比べるとだいぶん遅くなるようです。

OpenFilerはiSCSI 以外にもNASとしても利用できます。(SMB/CIFS)
仮想マシン上でもこれほどのパフォーマンスがでるのであれば、仮想マシンをiSCSIストレージやNASとして利用するような構成もいいのではないかと感じました。